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ロックハート城ラズベリーユースホステルから車で約40分の高山村、日本ロマンチック街道沿いにイギリスの古城が建っています。ここはお城を中心とした広い敷地が「大理石村」になっていて、石の博物館や、世界のおもちゃを集めたおもちゃ広場などがあり、休日にはバンジージャンプや宇宙体感ブランコなどもできます。今回はそのロックハート城に行ってきました。 私が訪ねたのは雪の残る2月で、青い空をバックに、淡いピンク系の石造りのお城は、とても優雅でした。花のある時期はまたきれいでしょうね。とても絵になる所で、浜崎あゆみさんも写真集の撮影に使われたそうです。 「ロックハート」というのは何かと思いましたがお城の城主の名前でした。このロックハート家は約660年前のスコットランド独立時のスコットランド史にも名前が残っており、あのマリーアントワネットの実家のハプスブルグ家からも栄誉を受けたというイギリスの名門だそうです。 このお城は1829年に建てられたもので、俳優の津川雅彦さんや大理石村の平井良明さん達の努力や英国大使館の協力を得て、日本に移築されたそうです。移築をした1988年当時はロシアがまだソビエトの時代でしたが、ゴルバチョフ書記長の快諾を受けて、シベリア鉄道を経由して約30個のコンテナが日本へ運ばれたそうです。3年余りの紆余曲折と、延べ15000人の建設スタッフの努力によって、1993年4月6日に復元されたそうです。こんな壮大なお城を引っ越してしまうなんてすごいですね。もし姫路城を外国に移築しようと想像しても気が遠くなってしまいますね。
イギリスの古城がこんな近くで見れるなんて、ここだけ別世界のようで、とても荘厳で立派です。日本のお城とはまた違った、石の重厚さが感じられます。 お城内部の各部屋では、世界の城に関する書籍棚があったり、マリリンモンローやジャクリーン・ケネディ・オナシスなどの遺品やテディ・ベアの展示がされていたり、お土産の販売コーナーがありました。城自体はとても素敵なのですが、内部の展示物は特定の人しか興味がそそられなさそうです。ロックハート家の歴史や、城のできた時代背景などが分かる展示がもっとあればいいと思いました。
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