8/28 池ノ平湿原と高峰高原1
今回のツアーは、嬬恋高原から高峰高原にある池ノ平湿原を散策することにしました。まずは、嬬恋高原にあるコスモス畑を散策しました。みわたすかぎりのコスモスです。
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池ノ平湿原とコロ
手前に写っているワンちゃんの名前はコロです。私の実家で飼っている4代目コロです。4代目コロは雑種です。と言っても、シエルティー(コリー犬を小型にしたような犬)と柴犬のハーフです。親は、立派な血統書つき犬なんです。
シエルティーというのは、名犬ラッシーにそっくりな犬です。そのシエルティーと柴犬のハーフ。どんな犬かと言いますと、顔が柴犬で体がシエルティーなんです。体形は、どう見たってシエルティーなのに顔だけが柴犬なんです。でも、これが、またかわいいんです。
でも、これがもし、体形がシエルティーで顔がブルドックだったらどうだっただろうか? また、顔がシエルティーで体形がダックスフンドだったらどうだっただろうか? 顔がチワワで体がセントバーナードだったら? 顔がチンで体がドーベルマンだったら? 顔がポインターで体がチャウチャウだったら? 考えただけでもゾゾーッとしますね。
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カモシカ保護の為に犬つれ禁止
池の平の駐車場に到着。コロをつれて池ノ平湿原を散歩しようと思ったらカモシカ保護の為に犬つれ禁止でした。私は、コロを車の中に戻してインタープリターとして皆さんを池ノ平湿原に御案内することにしました。はたして池ノ平湿原とは、どんなところなんでしょうか? インタープリターの私は、池ノ平湿原の中へと案内していきます。
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木道
入り口から、長い坂道を降りて行くと、池ノ平湿原があります。そして、そこには木道が設置されています。尾瀬と違って、ひの湿原は混んでいませんから、木道を自由気ままに歩けます。
湿原には、風に流された霧。それが幻想的な風景をつくっていました。湿原には、オヤマノリンドウ・アザミ・ワレモコウ・ウスユキソウ・キリンソウ・マツムシソウ・グンナイフウロ・ヤマオダマキ・コケモモ・マイズルソウ・グンバイズル・ハクサンフウロ・ハクサンチドリ・ツマトリソウなどがあります。みんなで高山植物を鑑賞することにしました。
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アザミとワレモコウ
手前に咲いているのがアザミとワレモコウです。
ちなみにアザミは、キク科アザミ属の多年草(耐寒性)ですから、毎年おなじところで咲いているのが見られます。葉にトゲがあり、草丈は60〜80cm程度になり、径4〜5cmの頭花を咲かせます。頭状花は、すべて筒状花で構成され、舌状花はありません。筒状花の色は桃紫色が基本ですが、白や紅、桃などもあります。
種類も多く、キソアザミ・タテヤマアザミ・センジョウアザミ・ヤツタカネアザミ・ダイニチアザミ・ザオウアザミ・チョウカイアザミ・ガンジュアザミ・ミネアザミ・オニアザミ・ジョウシュウオニアザミ・エチゼンオニアザミ・ナンブタカネアザミ・ウゴアザミ・ヒダカアザミなどがあります。
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ワレモコウ(吾亦紅)
ワレモコウ(吾亦紅)は、バラ科の花で、吾亦紅とも書きます。秋の草花として有名ですが、池ノ平湿原では夏の終わりから咲き始めていますね。
昔から広く親しまれている山野草ですが、平地から高山まで幅広く生えるバラ科の多年草です。高さは30センチから1メートルになりますが、池ノ平湿原のワレモコウは30センチくらいのものが多いですね。
ちなみに、このワレモコウは、土の中にある根のような茎を掘り、水洗いしてから日干しにしたものを煎じて使うと、下痢止めや、傷の止血、やけどに効くとされ、薬用にも使われています。食用には、若葉をゆでて、水にさらして、あえものや油いためにして食べます。
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