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浅間園

浅間園 今日は、火山博物館の隣、浅間園にやってきました。鬼押出しに比べて、売店や、お堂などはありませんが、観光客も少ないので、静かに散策したい時には浅間園はいい場所ですね。ちなみにこの日は平日でしたが、園内では、誰にも出会わず、広大な景色を私たちだけで独り占めできました。
 数年前から、火山博物館の入場料は800円に値引きになり、浅間園の入場料は、なんと!無料になったので、さらに行きやすくなりましたよ。

隠れた廃墟スポット

 火山博物館から浅間園に向かう途中、浅間展望台があります。ここは、今や全くの廃墟となっています。
 雄大な浅間山と溶岩の森にたたずんで、朽ち果ててゆく展望台。この立派な建物をみていると、昔はたくさんの人が訪れただろう気配が感じられます。それだけに何だか滅び行く美しさを感じます。そう感じたのは私だけではないようで、「墟」という廃墟ばかり集めた写真集にも、この浅間展望台は登場したのです!  廃墟マニアにはたまらない場所ですよ。隠れた廃墟スポット

溶岩地帯

遊歩道を歩いていると、3階建てくらいの高さの溶岩がごろごろしています。200年前の噴火のすごさを感じますね。浅間山が噴火したときの溶岩のスピードは、時速100キロもあったといいますから、鎌原村を溶岩が覆い尽くすのは、あっという間だったことでしょう。けれども、鎌原観音堂に駆け込んで生き残った93人の村人達は、埋もれた村を見捨てずに再建していったというのですから、その大変さ、祖先の人たちの力強さを思わずにはいられません。
溶岩地帯

奥は浅間隠山です

すてきな廃墟、浅間園の奥に見える山は、浅間隠山です。この山は、浅間山の東方に有り、東の吾妻町付近から見ると浅間山を隠してしまうことから、浅間隠山と呼ばれています。また、富士山に似た山容から川浦富士とか、山頂部が二峯に分かれているため矢筈(やはず)山といった別名もあります。

約2時間ほどの行程なので春以降にちょっとしたハイキング登山をするのには、もってこいの場所です。今は、春までおあずけですが・・・。奥は浅間隠山です

たくさんの植物があります 

溶岩地帯というと、草木も生えないというイメージがありますが、植物の生命力というのはすごいもので、浅間園には様々な植物が生えています。岩の間から生えている松もあれば、ちいさな高山植物もあります。ガンコウラン、イワカガミ、浅間ブドウ、コケモモなどなど。今は葉の地味な姿ですが、初夏から秋にかけてはにぎやかに花や実をつけます。

 この溶岩地帯もこうやって、いつかは森に帰るのだと思うと、ゆったりとした自然の力を感じますね。たくさんの植物があります

鬼押出全景 

浅間園から見た鬼押し出しの風景です。真ん中に見える三角の建物は、浅間山観音堂です。ここには、大噴火の時に犠牲になった人々を供養するために、ご本尊に東叡山寛永寺伝来の聖観世音菩薩がまつられています。

鬼押出し園は、浅間園と違ってお堂や鐘や売店などもそろっているので、シーズン中は、観光客でにぎやかです。鬼押出全景

絶景浅間山

浅間園は、浅間山を見る絶景ポイントとしては、1.2を争う場所です。何しろ、浅間山の噴火で溶岩が流れてできたのがこの浅間園なので、間近に迫力ある姿がおがめます。

この日は浅間山も、うっすらと雪景色になりました。雪の白と山の青が混じり合ったこの時期の浅間山は実に美しいです。ブルーベリーから車でたった15分の場所にこんなところがあるのですから、嬉しいかぎりです。絶景浅間山 

生命力

これは、浅間園が作られた頃に、浅間山が爆発したときに備えて設置された待避所です。この中に入って火山弾を防ぐそうですが、横からの攻撃には弱いかもしれません。

写真ではよく分かりませんが、コンクリートの台の上に岩が積み重なっていて、その中から木が生えています。コンクリートと石を土台にして木が生えるなんて、植物の生命力はすごいですね。生命力

火星人の基地 

浅間園の全景です。後方には浅間山、前方には浅間高原そしてここは溶岩地帯です。大正時代のSF作家が、この風景を「火星人の基地」という設定にした小説を書いたそうです。

確かに、夜中になったら、UFOの1、2台くらい飛んでいそうな風景です。
火星人の基地

鬼押し−浅間園ルート 

浅間園から鬼押出し園を見ると、ほんの数百メートルの距離しかはなれていないように見えます。昔は鬼押し出しから浅間園に抜ける道があったとのことですが、今は見つからないのです。

ブルーベリーのマネージャーが、何度か挑戦したそうです。が、ほんの数百メートルが、溶岩や樹木に阻まれてたどり着けない。200年前の噴火で埋まった人々の怨霊のせいでしょうか? 誰か、この道を発見した方は、是非教えてください。
鬼押し−浅間園ルート

バードウォッチング 

 こんな寒いところにも鳥の鳴き声がします。浅間園は所々に植物や鳥を解説した看板があるので、予備知識がなくても、自然観察ができてしまうのです。バードウォッチングは暖かい時期のイメージがありますが、葉の落ちた冬の方が、鳥の姿を見つけやすいので適しているそうです。今度は双眼鏡を持ってこようかな。バードウォッチング 浅間園11

深い谷と吊り橋 

突然、古い吊り橋が現れました。橋桁には、「鬼押し出し橋」のプレートが。「し」が多い名前ですね。
 橋の上から、下を見ると、くらくらするような、深い谷になっています。溶岩ばかりの場所だと思っていましたが、谷には水の流れた跡もあります。溶岩だらけのこの場所でも、たくさんの地下水が流れているのですね。その水のおかげで木も育っているのだなぁ、と思いました。深い谷と吊り橋

吊り橋は楽しい! 

吊り橋があると、何だかトクした気分になるから不思議です。トク1・深い谷や川を真上からのぞける。ちょっとした鳥気分です。トク2・高所恐怖症の彼女の手を引っ張ってあげるきっかけになる。男性の方が高所恐怖症の場合はだめですけど。トク3・自分が渡り終わる直後に飛び跳ねて橋を揺らし、後方の人ビトを動揺させることができる。怒られたら、「お約束だから」と言って逃げましょう。

 以上の理由で私は吊り橋が大好きです。
吊り橋は楽しい! 

浅間園のシラカバ林

浅間園散策コースもそろそろ終盤です。シラカバ林の中を歩きます。シラカバというと、高原のイメージで、見ているだけですがすがしい気分になりますね。北海道では、シラカバの木から出る甘い樹液を「白樺のジュース」として売っているそうです。木そのものからジュースが採れるなんて、おもしろいですね。

 また、シラカバのウロには、「カバノアナタケ」というキノコが生えるそうです。この珍しいキノコを煎じて飲むと、人の免疫力をアップさせて、ガンにも効くということで、かなり高価な物らしいです。たまたま、北海道からやってきたスタッフが「カバノアナタケ」を持っていて、飲ませてもらいましたが、ほんのり甘くて、クセのない飲みやすい味でした。浅間園のシラカバ林
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