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雲場の池


 軽井沢で有名な『雲場の池』。ここの紅葉と新緑は、全国的に知られており、多くの知識人に愛されていますが、今回は、あえて冬枯れた『雲場の池』を紹介したいと思います。『雲場の池』は、典型的なからまつ林の続く別荘地区に有ります。詳しく語るのには、言葉より写真の方がいいかもしれません。上の写真を見てもわかるように、ほとんど落葉広葉樹であるために、紅葉と新緑の美しさは、想像を絶します。しかし、『雲場の池』の本当の美しさは、紅葉と新緑と言うより、それを鏡のように映し出す湖面にあります。


 『雲場の池』の特徴は、タテに細長いところにあります。そのために、両脇が木々に挟まれて湖面に波風が立ちにくくなっています。その結果、湖面が鏡のようになり、両サイドから美しい新緑や紅葉が、写し出されるわけで、しかも、落ち葉が舞い落ちて流れることも多いのです。軽井沢高原は紅葉に適した風土で、燃えるような紅色一色に染められた風景は見事なのですが、その軽井沢の紅葉の中でも『雲場の池』が最も美しいのですね。


 しかし、『雲場の池』の魅力は、そういう美しいものを見ると言うところにあるのではなく、散歩に適している環境にあると思いますね。ここは、見るところではなくて、散歩するところなんです。金をかけてグルメにはしるのも、観光バスで名所旧跡を効率よく見る旅も、私は決して否定する人間ではありませんが、軽井沢では、もっと贅沢な旅をした方がいいですね。そして軽井沢での『贅沢』とは、散歩です。

 交通費をかけて軽井沢にやってくる。これには、ものすごいコストがかかっています。半端じゃありません。だから、あれも見たい、これも見たい。あれも食べたければ、これも体験したい。その気持ちはよく分かるんですが、軽井沢では、あえて、その気持ちを抑えて、一人散歩してみてはいかがでしょうか? 旅先で散歩するということは、ほんとうに『贅沢』なのですが、私はあえて、散歩をすすめたいです。休息をおすすめしいたいのです。


 それは軽井沢の成り立ちを考えるとわかります。軽井沢は、アレキサンダー・クロフト・ショーという宣教師が、人生の休息の場として見いだしたところから発展していったところだからです。キリスト教での休息とは、単にバカンスをとるという事ではなくて、一生懸命に生きたあとに、その生き方をじっくりと見つめ直して「自分を生かしているもの」に、もう一度考みる。そのための休息なんですね。軽井沢は、そういう思想の中から生まれた町ですから、軽井沢にきたら、そのような『休息』をたいけんするにも『雲場の池』のようなところで、あるいは何でもない別荘地で散歩をすることをすすめたいのです。

 あと散歩についての効用ですが、ぜひ『知的生活の方法(渡部昇一)講談社』を読まれることをお薦め致します。ちなみに著者の渡部昇一氏も敬虔なクリスチャンで、散歩による瞑想的生活の効果を訴えています。
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